先日のこれの件。
とはいってもその最後の、片側脱着式M型コネクタの話だ。
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ありがたいコメントのご提案に感動して、「脱着式の利点を活かして、クレームで、先端部だけ送ってもらう」という方向で話を進めてみた。
第一電波工業のご対応は素晴らしく、さすがは日本の一流メーカーというものであった。こちらからはねじ山不良の「疑い」があるけどわからないという趣旨で問い合わせたのだけど、即「良品を送るので不良品を着払いで送り返してください」とのこと。
さすがにそれは恐縮なので、その「疑い」の症状を細かく書いて説明する。

その結果わかったことは・・・

それは 不良ではない と。

日本と海外とで共通にするために、ミリ・インチ共用コネクタの規格になっており、共用コネクタとして製作すると「仕様」としてそのような状態になってしまうと。具体的には、
・ネジに若干ガタ付いた様に感じる。
・ネジの締め初めで、引っ掛かった感じやメスネジとの勘合具合がしっくり来ない。
・ネジは2~3回転程度で、締め切ってしまう。
という症状になると。

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大変勉強になったのでそれについては納得した。
けど・・・ちょっと詳しく調べる。

締まらないM型コネクター
秋月電子で売っているM型コネクタはM型コネクタではない件

(参考までに・・・ 秋月のMコネ / メーカー製品では共用規格が現在では当たり前みたいな?)

おお!完璧!!
まさにこちらの2つのサイト様に書かれているとおりだ。さらに、ちょっとでも軸がずれた状態で装着するとすぐに空回りする。
ていうか、こんなにMコネ使ってる人多いのに、この症状を疑問に感じた人って少ないんだろうか? それとも、昔の当たり前だったあの良好な接続のMコネの状態を知らないで、「はじめからこんなもんでしょ?」っていう人が多いのか?

恐ろしいことだ・・・

こうしてアメリカとか外人に洗脳されていくんだね・・・何というか
MISIAさまが国連の名誉大使を務めている、現在開催中のCOP10生物多様性の話を思い出したりするな~。
特に恐ろしいのは、ICOMのリグのメスに、ダイアモンドのオスの組み合わせだったから、両方とも日本製だからJIS-ISOネジみたいなわけはないと先入観で思ってたのが見事に覆されたことだ。

ちなみにこれがUHFコネクタだそうな。
SO-239っていうのも良く見るな。もう日本以外の国ではMコネっていう「規格の存在自体が無視されて既に抹殺されている」件。恐怖・・・

なんか100年位経つと、「ああ、昔日本なんていう国があったな?」とかいう時代になって、さらに100年位経つと平気で現在東京である土地の場所で「わが祖国、中国・・・」とか言ってそうな・・・まあいいや。妄想はこの位でw。


(・・・ただし、この共用コネクタを日本規格のメスに嵌めるとすごく違和感があるけど、逆は違和感を感じないんだよね。今日いろいろいじって、MFJの装置の筐体についているメスに、大昔作った日本規格Mコネのプラグを嵌めたけれど、こっちはぜんぜん違和感を感じない。なんかこういろいろ複雑で頭の痛い問題なのかも?)


なんかこう、「知らないうちに既成事実化してることの恐怖」を、
たっぷりと味わった一日であったな~。

現に、メーカーサイトではない個人の趣味サイトでは、Mコネクタ=UHFコネクタって明言してるサイトが沢山あるよ。何の違和感も感じないみたいで。(自分だって昨日まで知らなかったんだけどね。

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まあ、冷静に考えれば、それこそJIS→ISOネジへ大々的に変更されたあの時代みたいに、なんで真面目にM→UHFへの変更ってやらなかったんだろう?アマチュアしか使ってないから世の中に馬鹿にされたのか?でも、決して気持ちのいいものではないな。

っていうか一番悪いのは、21世紀になってもメートル法を使わない
傲慢な某国なわけだが。w