実は、MFJ-1788 Hi-Q MLA 磁気ループアンテナをちょっと前に買ったのよ。現地から直送で、関税は0だったけど、消費税が1100円だった。

2003年ごろに、IC-720Aに自作磁気ループ室内アンテナでPSK-31の復調だけ成功した話は少し書いたけど、今回は同じ路線でグレードアップということで、リグはIC-7000M、アンテナはちゃんと完成品の
MFJ-1788で再挑戦。なので、前回よりは良いことを期待。でも初めてセットアップするから今日は耳で聞くだけ。PSK-31とかは無し。

しかし・・・
いきなり、MFJ-1788の電源をオンにしてもランプが光らない。

やってくれるな~。いろんな分野で不幸は慣れっこ。w 
こっちのブログ
に腐るほど書いた。

001まずはお決まりの、ばらし。
コントローラにはMFJ-1788じゃなくて1786って書いてある。共用なのは理解できるな。
なんかこう、アルミのシャーシにただタップを切ってあって、ねじを何回も締めたら即ねじ山バカになりそうなんですけど。・・・
あと、工作の質がなんかアマチュアレベル。(プリント基板のほうは立派なんだが)さらに、あの規制とかがうるさいことで定評あるアメリカ?の製品のはずなのに、FCCとかULとかのマークはどこにもナシ。いいのかこれで??
一般民生品じゃないと関係ないんだっけこういう規制って??

002これが、お顔のほうの写真。
で、なんと、このケースをばらした状態で電源を接続してスイッチを入れると「正常に動く」ではないの
ケースのネジを締めると故障する。なんとまさにアマチュアレベルの工作そのものだな~。
(^∀^)
具体的には、この写真で言うと右下の、メーターに一番近いネジを締めると故障するところまで突き止めた。


003なので、そのネジ用の穴近辺のアップ。
う~ん。この状態でフタが閉まると、底面のアルミ板とここの緑の矢印の端子が接触しそうな感じが・・・

005と思ったので、こっちもアマチュアレベルの工作wwで、無心にただガムテープを貼って絶縁してみる。
「よし、これなら!」ということで、ワクワクしてフタを閉めてネジも締めて電源オン!

動かないよ。  

なんかここまでアフォだとうれしくなってくるな。
なので楽しくもう一回ばらしてみる。ねじのタップの磨耗だけが心配。
006まあこれを見てよ。
写真ではわかりにくいけど、よ~くみると、メーターの奥のほうにある配線(ピンクの丸のあたり)と、左側に見える底面のアルミ板に両面テープで貼り付けられた電池ボックスの金属(ピンクの→の左側)が干渉してショートしそうな予感が。こういうのって、三次元空間把握訓練になるな!でもパイロットになる予定は勿論ない。

007なので、超原始的に、両面テープから電池ボックスをはがして、自分でその下の位置に両面テープを貼りなおしてそこに電池ボックスを移動する。

おお! これで本当に直ったぞ!
        (ガムテープと両面テープで・・・)

この電池ボックスの貼り付け位置の不具合が原因だった。
しかし・・・ なんといい加減な工程管理
多分、バイトの "かわいいおねーちゃん" (重要注※ そうとでも考えないとやってらんないよ。)が、目分量で両面テープを貼ってるだけなんじゃないの??? Made in USA の本領発揮だな。ww

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まあ、直ったのでヨシとしよう。でももしバラすのがイヤな人だったらいきなりアメリカに自腹で送料払って送り返して修理依頼するのかな?そう考えると恐怖だよね~。まあそれも含めて自己責任なのかも?



これが、セッティングして電源を入れた様子。
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それなりにかっこいい。あと、IC-7000Mと相まって、狭いところにちゃんと収まってるのにはすごく好感を覚えるな!

これが背面。
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あ、写真でわかるけど、まさに今日、免許状届いたのよ。なので、証票シール(だっけ?)も貼った。
送信なんか1回もしてないのに、一応仰々しくコモンモードフィルターも入ってるという。

これが操作部。前にも写真出した。
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今回はストロボたいたので、ブレてはいないけど、表示がちょっとさびしいことに・・・


そしてこれが・・・
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「MFJ-1788 磁気ループ 室内 アンテナ」 ですよ。

この、洋服ダンスやら家具に囲まれた悲惨な有様を見てよ・・・
涙を誘うでしょ。。w 金属のラックまでそばにあるという悲惨さ。

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で、受信実験。

まあこれだけの悪条件で、当然期待はしていないけど、やはりかなり厳しいことは事実。でも、7MHz帯の下のほうのCWとPSK-31らしき信号は受信できた!
しかし・・・それ以外のバンドは全滅。何ひとつ聞こえない。

しかし予想通り、アンテナのチューニングはものすごくシビア。あと、チューニングは、今日は受信だけなのでただ耳で聞いてスイッチを微調整しているだけ。全然本来の方法の、反射波振幅のディップを見る方法ではやっていない。

具体的にはぴったり同調するとS9振る信号が、Fine Tuneボタンの一瞬押しだけで、S1-2になってしまうという。まあ、これでDXやることは死んでもなさそうだけど、「スプリット運用は絶対不可能な予感」が。


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それでさらにまだあって・・・勿論悪いほうね。

前回のVX1000の時も今回も、全バンドで変なノイズが出てる感じが。
具体的には、大体300mSの周期でザッザッっていうノイズが聞こえる。PCの電源を切ったり、液晶ディスプレーをオフにしたりしても変わらず。

う~ん。と、
この前から含めて数日不明だったけれど、ついにその原因が判明。

というか、単なる自分の無知で・・・

IC-7000Mのバンドスコープ機能のノイズだったよ。
なので、バンドスコープを切れば一気に解決した。なるほど~良くネットで見るどのIC-7000の動画を見ても、バンドスコープをずっとオンにしてムセンやってる動画が無いわけがよ~くわかったす。

とまあ、既にムセンを活発にやっている人から見れば、もう遥かにいろいろと低次元な顛末ですな~。
本当に、「どうなることやら」な感じがしまくり。