ところで、アンテナ本体はまあいいんだけど、50Ωの同軸ケーブルとアンテナ本体をつなぐにはマッチング回路が不可欠。
でもいざ調べると、まとまった資料がほとんど無いみたいな。アンテナの製作記事は、「こうやって作った」というのはあるけれど、マッチング回路の原理とかパラメータの変化によるマッチング結果の変動の様子とかまでは書いてない。(この太字のデータが激しく体験的に欲しいんだけど。)
なので、日本・アメリカあたりで少々本を見繕って注文中。なので、まだよくわからない。

ただ、参考になるサイト様は存在する。
給電線とアンテナのマッチング
---このwikiの下のほう。そうそう、まさに給電線とアンテナの間だけに特化したマッチングの資料が欲しいのよ。引用すると、

デルタ・マッチ(Yマッチ)
1/2波長より少し短いエレメントの中心から離れた左右対称の2点に給電する方法。給電線とエレメントが三角形(Y字型)に見えることからこの名がある。調整が難しいため、あまり用いられない。
【Tマッチ】
1/2波長より少し短いエレメントの中心から離れた左右対称の2点に、Tロッド(マッチング・ロッド)と呼ばれるエレメントに平行な導体棒を通して給電する方法。エレメントとTロッドの接続部分(給電点)はショートバーと呼ばれる可動式の摺動子を用いて接続し、この位置を移動してマッチングの調整を行う。調整を容易にするため、Tロッドと給電線の間にコンデンサを挿入することが多い。
【ガンマ・マッチ】
Tマッチの給電点の片側をエレメントの中央に直接接続とした方法。同軸ケーブルでの給電に対応している。エレメントの電位が左右対称にならない欠点があるが、構造が簡単なため広く用いられる。エレメントと平行な導体棒はガンマ・ロッドと呼ばれる。ガンマ・ロッドと給電線の間には可変コンデンサを挿入する。
オメガ・マッチ
ガンマ・マッチでショートバーの位置を固定した場合に用いられる方法。同軸ケーブルの芯線とオメガ・ロッド(マッチング・セクション)の間にコンデンサC1を1個、さらにオメガ・ロッドとC1の接続点と、エレメントの中央の間にコンデンサC2を1個接続する。
Qマッチ
給電線とアンテナの給電点の間に、1/4波長の伝送線路(Qセクション)を接続する方法。アンテナのインピーダンスをZA、給電線の特性インピーダンスをZ0とすると、アンテナと給電線とをマッチングさせるためのQセクションの特性インピーダンスZQはとなる。
スタブ・マッチ
給電点に2本の電線(スタブ)を取り付ける方法。スタブの先端は電圧が最大の条件になることから、給電点における電圧の位相が定まる。2本の電線の先端を開放したものをオープンスタブ、短絡したものをショートスタブまたは【ヘアピンマッチ】と呼ぶ。

あと、その他の参考サイト様の数から見ても、自作するとしたら
Tマッチ, ガンマ・マッチ, ヘアピンマッチ のいずれかが圧倒的に多そうな感触。
それぞれ貴重な参考サイト様を挙げておく。
Tマッチ---1
ガンママッチ---1,2
ヘアピンマッチ---1,2

あとさらに偉大なサイト様にあった図を引用。
hairpin0
これはすばらしいな。
出典「ハムのアンテナ技術」NHK出版局だそうだけど、調べたらもう絶版。なんか日本って、こういう関係の技術本はどんどん絶版になってしかも、その後その分野で代わりになる本が出ないっていう。。。
いろんな意味で日本やばいんじゃないの??単なる一般世間的な流行の技術だけを追っていくと、あとでしっぺ返しが来るのは明白なんだけどな!
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まあいいや。w
それで、そういう調べものよりもまずは手っ取り早く、MMANAの付属ファイルを見てみると・・・
あるある、Tマッチ・600-300Ω変換スタブ・オメガマッチ・Dマッチ・ガンママッチetc...の例が沢山あるみたい。
まずはこの例題から勉強するのが一番手っ取り早そうな予感。