ここに書いたように、マスト2本でいってみようとして、今日は撤退したわけだが。

それで現在アンテナはまたまた室内にあるわけで、別にリグにつないで受信してみなくても、どれほど入らないかはわかってるので別に試してもいないという。

確かに、VX10001本だけにするのはありえないわけだが、じゃあ、
マスト1本 にしたら?という。確かに2本の時よりは飛びの条件は悪いし、パワーを入れたら電波障害リスクも増える。でも、室内アンテナよりは飛ぶだろう確実に。現状の室内アンテナの写真を見ればわかるように、なにしろ、アンテナから3cm位の距離に、金属製の大きなラックが陣取って居られるからな。www
インターフェアの可能性の件も、まああれだ、パワーは最低にするのは当然として、あとは運用時間をより一層マイナーな時間にするのかな?

あとは「心象点」の意味では確実にマスト1本なら優秀だな。ある意味、万一電波障害が出た場合、室内アンテナが発覚して隠れてやってるみたいな印象を与えるよりも、マスト1本で、「ちゃんと正直に、しかもこんなに遠慮して小さくやってるのよ~」というのをアピールした方が安全?という考え方もあるかも??

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で、具体的にはこういう風にするのよ。
マストは1本
マストの長さは2.3mだ。なので、先端部はちょうど雨どいの位置になってしまう。だから、VX1000なら干渉しないけど、MLAなど付けられるわけが無い。
なので、もう先端につけず1.8mあたりに低めにつければいいじゃないっていう。

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まずは、本日敗退した状況を考察してみる。(磁気ループのベランダの床からの高さは4.4mが目標となる。)
NGな場面
これが、一番苦しい場面だ。
マストに取り付けた全アンテナをずるずると水平から斜め、そして垂直へ立てようとするので、重さがもろにかかる。しかも一番苦しい磁気ループが雨どいに引っかかるあたりの高さでちょうどマスト連結金具が服に触る位置になり、なおさら作業性が悪い。
こういうふうに不安定かつものすごく重くなったところで、同時に磁気ループを雨どい・屋根をクリアさせるために外側方向にシフトさせなくてはならない。これは2重・3重に苦しい。さらに外側方向へシフトさせると、寸法的にアンテナ先端部が隣家の建物に接触する危険が出てくるという困難さ!。
仮にもし2~3人で作業してここをクリアしたとしても、立てた後のマスト基部には、磁気ループの重量xマストの固定点から磁気ループまでの長さ(4m)をかけたモーメントが加わる。ちょうど「てこ」の原理で、この4m分の重量が、一気に横方向=マスト固定のための物干しアルミパイプを破壊する方向に加わるわけで、危険極まりない。

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一方、マスト1本の場合。
(磁気ループのベランダの床からの高さは1.8m。)
これはいい
この図の上のように、
まずは磁気ループアンテナは、物干し竿の上に置いておく
そして、下でマストにVX1000をくっつけて組み立てて、それをMLAのループ内に下からくぐらせる。なにしろ、物干し竿の上に置いてあるから、全く手で磁気ループアンテナの重量を支えずに、完全にマストを垂直に立てて物干しアルミパイプに固定までの作業ができるわけだ!。これならば重量的には楽勝だ。普通は邪魔なだけの物干し竿を、積極的に利用して逆に楽をするという発想。

そして下の絵のように、こんどはゆっくりと、台なり梯子なりを用意して、それに乗っかって、物干し竿から磁気ループを30cm位だけ持ち上げて、はしごの威力で肩よりも低い位置で、楽々マストに固定する作業をする。このときも、磁気ループを垂直に持ち上げるだけなので、横方向のモーメントやマスト重量は一切かからない。これならば重量的にも高さ的にも楽勝だ。洗濯物が干してあったってできそうなくらいだな~多分。

さらに、最重要な点は、固定したあとで磁気ループの重量が横方向モーメントとしてかかる割合は、マスト2本のときの4m相当に対してこちらでは1.3m相当。実に1/3しかかからない。
その上、物理的にこの長さならば、どうころんでも、隣家の建物にぶつかる可能性はない。せいぜい、磁気ループの固定がはずれて、物干し竿のうえに置いた状態になる程度だ。

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幸い、日程的にも他の日とうまく調整すれば、明日(もう今日か)の昼間時間を空けることは可能だ。なので雨さえ降らなければ(でもこの程度なら雨でも)すぐに工事可能みたいな気もしてくるな