14MHz / 50MHz 室内ベント・ダイポールにようやく同軸ケーブルを配線して、一応完成したので評価してみる。

まずはその前に、完成記念撮影など。
室内DP全景
全景写真。
まあこんな感じで悲惨なことだけはよくわかるという~

室内DP給電部
給電部の状況。

MFJ-945E
アンテナチューナーの、MFJ-945E.

それで、一応14/50で生データでは共振していたものの、アンテナチューナーで強引に合わせこめばSWRだけは下がる範囲として、10~50MHzで送信はできた。そのデータは次のとおり。

f[MHz] SWR MFJ-945E_band
  10  1.1  I
  14  1.5  J
  18  2.0  J
  21  1.0  L
  24  1.1  L
  28  2.2  L
  50  1.0  L

しかし、送信できるというのと使えるというのとの間には、
全く何の関連性も無い。

それで、唯一外部信号が受信できる、14.076MHzのJT65でMFJ-1788磁気ループアンテナと比較してみる。その結果。

性能評価

実に悲惨。
磁気ループで受信できた信号が、室内DPでは受信不能に。
しかも、ノイズレベルだけはものすごく上がっているという。
(但し、両方ともアンテナチューナーはオフで受信実験している。受信だけならば殆ど両方とも影響がないことは実験して確認した。)

一応今回の結果だけからすると、室内DPはフルサイズで作ってもダメ

まあ、室内だからな・・・ しかも、うん万円もする、US直輸入のMFJ-1788を一応環境が悪くても外に出しているのに比べてもし良かったら、MFJ-1788の立場が無い。w という気もするしね~。

まあ、「やってみた」という意義はあった。ということにする。
少なくても、妄想してるよりはダメという結果が(当然ながら完璧にマッチングや測定を行うのは前提条件!)得られたという意義は大きい。測定もせずにテキトーに作ったら運だけ良くて偶然FBなアンテナになったなんていうどっかの製作記事よりは、余程ためになる(「価値」は無いけどな~。)ということにする。

根本的にロケーションを変える事に対するモチベーションの維持という遠大な効果は非常にあった。というところか。