なんかこう、配線に入ったら、狂ったように作業しまくって、かつ嫌なトラブルも無かったので、一気に完成した。 なのでその顛末をうpする。

001 基板うらこれが、ユニバーサル基板に配線し終わって、ケース側の部品とも配線が終了した段階で裏を出したところ。ご覧のとおりに結構汚いのはいつものとおり。

002 基板配線終わり基板をちゃんと表に返して、ネジで真面目に固定し終わったところ。配線はいいんだが、実は電圧計のネジを締めるのに、窮屈で結構大変だった。www
で、一発で動くほどカッコいいわけは無く、ボケまくりのGND配線忘れ~とかがあったのでそれを補修したりして、なんとか動作確認。

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003 12VBATTつなぐまず最初に、満充電状態の12V鉛蓄電池をつないでみる。これが入力側=すなわちバッテリーの電圧そのものを測定しているところ。

004 その出力で、これが、待望の出力側。但し、電圧調整用VRは最大。14Vと、ほとんど13.8Vジャストに近い値になっている。(しかしこうなるまでには、結構定数を調整したり何回もいじったのだが・・・・)
あと、LEDの光具合を鑑賞して欲しい。これは入力側に入れてある。


005 5Vin次は、5Vの電源を入力につないだところ。この写真はその入力した5Vの電圧そのものを観察しているところ。同じくLEDの光具合を見てもらうと、ちゃんとさっきの12Vよりも弱く光っていることがわかると思う。こういう、感性に訴える効果を狙って、本来の動作には不要のパイロットランプ用LEDを付けたのだが、その効果は絶大で満足だ。
(写真だとあまり輝度差はわかりにくいが、実物ではもっとよくわかる。)

006 5V out5Vを入れたときの出力側の電圧。(同様に、調整VRは最大。)さっきと同じ値になっている。これはすばらしいICだな。あくまでも出力電圧が同じになるように調整用VRの位置が変わらなければ出力電圧もそのまま保つような設計になっているみたいで、ICの性能のよさに感謝する。
13.8~9Vだから、まあ誤差の範囲内だ。

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ところで、ここまでやってちょっと心残りなのは、調整用VRが最大でぴったりの電圧になっている点。これではギリギリなので、現場で条件が変わったりすると今度は電圧が降下して補正しきれない恐れがある。
なので、敢えてこの微妙なバランスを破って、こんな感じで調整用部品をさらに入れるように急遽回路変更する。
007 可変範囲拡大 はい~。 真空管時代にいろいろ自作しまくった人なら何の違和感も無い、お得意の空中配線ですよ。なので余裕~ですねwww。

008 12Voutで、その後調整用VRを最大にした状態で再度12Vを入力してみると、このように出力電圧は14.3Vとなった。これなら13.8Vに対してマージンがある上、万一調整が狂ってVRが最大になってしまってもこの電圧なので明らかに15V以下だから、FT-817の定格に余裕で入っていることになる。そういう意味では理想的電圧値。

009 5Vout同様に5Vを入れてみると、やはり全く同じ14.3V。これには大満足。
12Vの鉛蓄電池が9.6V位までドロップしても余裕どころか、5Vでも動作可能だ。但し、まだ今日は初日なので、無負荷状態の電圧値だけの試験。負荷をかけてかつ時間をかけてみないと、実際の運用時に使用に耐えるかはわからないわけで・・・

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ならば、懸案事項だった、「乾電池をしゃぶりつくす」という観点からみた性能評価もやってしまおうと!
009 では3Vでは?このように、単2二本を直列にして3Vを入力する。(実は1.5Vでもやってみたが、さすがにそれはダメだった。)

010 3Vinはい。入力側3V。LEDの光具合が感性に訴えて、詫び寂びの趣があるな~。

011 3Vout待望の出力側。
おおおおおー。14.0V出てますよ。
これはすごい。まあ、無負荷状態というのはあるけれど、一応
3Vから13.8Vまで昇圧することに成功しているぞ!という。果たして、
乾電池2本でFT-817が運用できる?という偉業は達成できるのか?
まあ、焦っても仕方ないよ。あの総務省が1ヶ月放置体制で来ないし・・・ 平常心、平常心。 修行ですよ全て。


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012 全体図これが今日作ったシステムの全体図。
左の2つは、単1・単2それぞれ8本を収納する電池ボックス。一応現段階ではおとなしく8本にしてるけど、将来フィールドテストできる段階になったら、乾電池2本にも挑戦してみるかも?
その右がこれの本体。入力・出力用のコードは裏面から出している。コネクタは不使用。入力部だけにコードの途中でFUSEを入れている。さらに、本体の内部には、入力側・出力側の両方にポリスイッチを挿入済みという、一応ショート事故に対しては万全?なはずの対策を一応してみた。
右の赤黒のコードは、鉛蓄電池用の延長コード。実運用のときは、鉛蓄電池は重いので、離して下に置くだろうから、その分コードの長さが必要になるだろうからそういう観点でこういう構成にした。なので、他のコネクタは全部ギボシ端子だが、このコードの片方だけは平型端子。

013 うしろ裏はこんな感じ。コネクタは不使用。のっぺらぼうだ。放熱器類は今回は全部中に入れた。実運用のフィールドで出っ張りがあると、引っ掛けたりぶつけたりして故障や怪我の元になるから、放熱性能は2の次にした。その分、LT1170だけでなく、ダイオードにも同じ大きさの放熱器を付けるという一応気休めを採用。www


014 完成!そしてこれが、最終的な完成写真。

JE1QMS のQSLカードは、これは実は30年前くらいに沢山印刷して、あまり使わずに今でも大量に在庫があるカードだ。住所が変わったので使えない。そもそも住所自体現在は存在しない住所だし。

勝手に~ 歴史を感じてみるwwwという、「自己満足ショット」。   しかしながら、例によってパネル面にマジックで字を書いているので汚いのも変わらず~~~。


あ~ ようやく一段落。これにて本日は終了にするかな~。

と・・・・・ あらあら、午前3時じゃないの。

  まあ、よくあることですな~  集中作業の成果?というふうに解釈して、まあよしとしよう。