屋外型アンテナチューナーについて書いたけど、これはあくまでも汎用の場合。こちらのリグはせっかくIC-7000Mなのだから、AH-4を使うと操作の煩雑さが画期的に減るというアドバンテージは無視できない。しかも、昔よりは値段も下がっているだろうという期待もある。さらに、ベランダ内にAH-4を置かなければ邪魔になる弊害も低いだろう。こういうことも考えてみたものの、やはり今一。

あと、真面目にAH-4を調べてみる。
ここここここ

箇条書きで整理すると、

1. ループアンテナはやらない方がいい。
2. エレメント長は規格では最小7m(3.5MHz)だが、使用例では
  12~15m位という人が多い。
3. カウンタポイズの長さはエレメント長と同じというのが一番良い。
4. エレメント線材太さは、10Wでも0.75sq以上がいい。
5. コントロールケーブル長(自動的に同軸ケーブル長も、)は、
  10mまでが保障範囲である。

という感じ。しかしながら、5は絶対無理! 4も釣り竿にエレメントの先端以外を這わせたら強度的に無理っぽい。


実は、こっちの環境ではマンションのベランダみたいに高層階で眺望がいいという条件には絶望的に恵まれていないものの、なんとか1階の庭部分にアースを埋められるというアドバンテージがある。しかも、庭部分は周囲の建物によって完全に日陰にされてしまい、ほとんどの園芸植物は絶滅!まさに死の環境になっている。・・・なので、そこにAH-4をまるっと置いても全然目立たないという「画期的長所」がある。

ただ、アース棒を埋めたって、銅材が高価なだけで高周波的には今一かもしれないので、やはり被覆線を地面に埋める、「地下に張ったカウンターポイズ」にするのが現実的な感触。

三面図を描いて、具体的な寸法をいれてみた、自分用メモ。


<第1案>

AH-4案
赤はエレメント、青はカウンターポイズ、緑は同軸と制御線、青緑色は釣り竿だ。室内にある黒丸がIC-7000M、1階の地面においてある黒丸がAH-4。
ただこの図の、右下の10mの面には、地面以外アクセス不可能。なので、釣り竿先端に線を巻きつけて釣り竿をそのまま立ち上げて果たしてうまく赤いエレメントがこの図のように持ち上がるのか?という疑惑がかなりある。
仮にそれが大丈夫であれば、エレメント長26mが確保できる。もしこれが実現すれば、地上高が低く周囲は隣家ばかりだが、長さだけはかなりよい条件を達成できることになる。


<第2案>

AH-4次善案
これは、さっき書いた釣り竿がムリな場合。つまり、10mのある側面に全くアクセス不可能だった場合。
エレメント長は16mに減ってしまうが、皆さんやられているような最低
12mは確保できる計算。しかし、この絵のように、こうやると、同軸・コントロールケーブル・エレメントの3つのケーブルが隣接して平行に走ってしまい、かなりの性能低下が危ぶまれる。

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おおおおお これだ !!!

なにも、釣り竿にこだわる必要性は無いな、こういう場合では、
ここここにある、
のぼりポールと立て台。お店の前の道路にたってるやつ・・・単価めちゃやす!これを、ベランダ左右と、1階のAH-4設置部分に立てればかなりいいかも?でも、注水台は面積食いそうなのでベランダには苦しいかも? お! のぼり旗用ポール立て・クイ型(スチール製)という秘密兵器が!!!