強制バランにしろ、フロートバランにしろ、平衡不平衡変換をするからには、CMRRが重要な数値のはず。
でもそういう記事は滅多に見ないな?
というようなことを考えると、眠れなくなるので調べてみた。
まず、本当に真面目に、プロの世界で高周波のバランのCMRRを測定しようなんて思ったら、これ・これ・これみたいな大変なことになるらしい。
なんかこう、不平衡側が1ポート、平衡側が2ポートの入出力部と考えて、3ポートの S パラメータ測定が必要で、3x3の行列演算が必要で・・・恐ろしいことだ。2ポートの普通のベクトルネットワークアナライザが数千万円だとすると、3ポートのそういうネットワークアナライザは数億円?なのか??
っていうか、測定器メーカーは高価な測定器を売るのが商売!だから、自動的にそうなるんだよ。
そんなカッコつけのプロに騙されたくないよな~というか、もっと簡単に、しかも本質を突いた具体的測定を既に行ってしまった偉大な方々がこちら・こちら。
確かにこれなら、ちゃんとバランのCMRRが測定できるよ。しかも、オシロスコープを既に持っている人がやろうと思ったら、必要なのは無誘導抵抗が2本だけ。普通のカーボン抵抗でやるなら数十円でできるという素晴らしさ。
プロがやれば数億円、アマチュアがやれば数十円。
偉大な功績だよ。すばらしい~。
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ところで、トロイダルコアの本にあったように、理想的平衡線路・理想的不平衡線路なんて無い上、こちらの環境で室内アンテナを作るならば尚更のこと。だからこそ、フロートバランは偉大だ!ということにこれまでの展開からなったわけだが。
つまり、CMRRを厳密に測ったって、フロートバランが威力を発揮するような環境ではあまり意味が無いとも言えるみたいな。?
さらに、結局フロートバラン=コモンモード・チョークだから、そういう観点でも考えてみると、例えば定性的に、
1. 巻数が0ならば、平衡不平衡変換性能はゼロ。
2. 程よく巻けば、程よく平衡不平衡変換できる。
3. 巻数が多すぎると、今度はノーマルモードの損失が増えてしまう。
ということでいいのだろうか?さらに、巻数が多すぎる場合は、トロイダルコアに巻くような場合には線間容量結合の悪影響という側面も出てくる。何事も、「過ぎたるは及ばざるが如し。」ちょうど、SimCity で、税率をそこそこほどよく設定するみたいな。 な~んて、わかる人いるんだろうか。www (^o^)/
だから、よくアパマンハムやRFIの本にあるように、まるでお守り札みたいに狂ったようにコアに線を巻きまくるよりは、それこそHDMIやUSBケーブルに時々入ってるような、フェライトのパッチンコアをちょっと多めに入れるという方が、過ぎたる状態になりにくいような。しかも、線間容量の点から言えばそっちの方がずっと優れているし、美観や取り回しや線材の痛みの点から見ても優れていることは明白。
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結局こちらの環境としては、
・ HF~50で平衡不平衡変換のためにフロートバランを作るなら、まさにこのサイト様の通りの定数で作る。
・ インターフェア防止用のコモンモードフィルタとして作るなら、フェライトのパッチンコアを複数個装着する。
というスタンスで行くのがいいのでは?ということにした。
でもそういう記事は滅多に見ないな?
というようなことを考えると、眠れなくなるので調べてみた。
まず、本当に真面目に、プロの世界で高周波のバランのCMRRを測定しようなんて思ったら、これ・これ・これみたいな大変なことになるらしい。
なんかこう、不平衡側が1ポート、平衡側が2ポートの入出力部と考えて、3ポートの S パラメータ測定が必要で、3x3の行列演算が必要で・・・恐ろしいことだ。2ポートの普通のベクトルネットワークアナライザが数千万円だとすると、3ポートのそういうネットワークアナライザは数億円?なのか??
っていうか、測定器メーカーは高価な測定器を売るのが商売!だから、自動的にそうなるんだよ。
そんなカッコつけのプロに騙されたくないよな~というか、もっと簡単に、しかも本質を突いた具体的測定を既に行ってしまった偉大な方々がこちら・こちら。
確かにこれなら、ちゃんとバランのCMRRが測定できるよ。しかも、オシロスコープを既に持っている人がやろうと思ったら、必要なのは無誘導抵抗が2本だけ。普通のカーボン抵抗でやるなら数十円でできるという素晴らしさ。
プロがやれば数億円、アマチュアがやれば数十円。
偉大な功績だよ。すばらしい~。
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ところで、トロイダルコアの本にあったように、理想的平衡線路・理想的不平衡線路なんて無い上、こちらの環境で室内アンテナを作るならば尚更のこと。だからこそ、フロートバランは偉大だ!ということにこれまでの展開からなったわけだが。
つまり、CMRRを厳密に測ったって、フロートバランが威力を発揮するような環境ではあまり意味が無いとも言えるみたいな。?
さらに、結局フロートバラン=コモンモード・チョークだから、そういう観点でも考えてみると、例えば定性的に、
1. 巻数が0ならば、平衡不平衡変換性能はゼロ。
2. 程よく巻けば、程よく平衡不平衡変換できる。
3. 巻数が多すぎると、今度はノーマルモードの損失が増えてしまう。
ということでいいのだろうか?さらに、巻数が多すぎる場合は、トロイダルコアに巻くような場合には線間容量結合の悪影響という側面も出てくる。何事も、「過ぎたるは及ばざるが如し。」ちょうど、SimCity で、税率をそこそこほどよく設定するみたいな。 な~んて、わかる人いるんだろうか。www (^o^)/
だから、よくアパマンハムやRFIの本にあるように、まるでお守り札みたいに狂ったようにコアに線を巻きまくるよりは、それこそHDMIやUSBケーブルに時々入ってるような、フェライトのパッチンコアをちょっと多めに入れるという方が、過ぎたる状態になりにくいような。しかも、線間容量の点から言えばそっちの方がずっと優れているし、美観や取り回しや線材の痛みの点から見ても優れていることは明白。
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結局こちらの環境としては、
・ HF~50で平衡不平衡変換のためにフロートバランを作るなら、まさにこのサイト様の通りの定数で作る。
・ インターフェア防止用のコモンモードフィルタとして作るなら、フェライトのパッチンコアを複数個装着する。
というスタンスで行くのがいいのでは?ということにした。