JE1QMS

アマチュア無線局 JE1QMS のブログです。
14MHz JT65 で22年4ヶ月ぶりにオンエア復活後、CW練習や移動運用は中断、自作ダイポール室内アンテナでJT65、あとはウクレレQRLをやったりw(^^♪という感じでしたが、マンションの最上階ロケーションが手に入ったことから、新たな展開をゆる~く模索中(^◇^)

ダイポール

自作室内ダイポールでインドネシア交信!5

こんな感じで、磁気ループアンテナ撤去で盛り下がっていたものの、「こんなこともあろうかと」作っておいた14MHzをターゲットにした
自作室内ベント・ダイポールアンテナを早速使用。

確かにかなり苦しいが、一応電波状態がいいときには14MHz/JT65の信号は受信可能だ。
そして、CQを出している局を呼んでみると・・・

なんとインドネシア
おお、なんとこのアンテナで初めて交信。しかもDX。しかもインドネシアなんて初めて。

これは記念すべきことだな~。なにしろ誰が見てもしょぼいこのアンテナ。自作なのでMFJ-1788とは対照的に経費的には限りなくゼロに近いわけで。でも、測定器ちゃんと買って調整したのだが。

いや~でも、自作のしかもものすごくしょぼいこういうアンテナでDXが取れるとうれしいですよね。 

14MHz / 50MHz 室内ベント・ダイポール性能評価2

14MHz / 50MHz 室内ベント・ダイポールにようやく同軸ケーブルを配線して、一応完成したので評価してみる。

まずはその前に、完成記念撮影など。
室内DP全景
全景写真。
まあこんな感じで悲惨なことだけはよくわかるという~

室内DP給電部
給電部の状況。

MFJ-945E
アンテナチューナーの、MFJ-945E.

それで、一応14/50で生データでは共振していたものの、アンテナチューナーで強引に合わせこめばSWRだけは下がる範囲として、10~50MHzで送信はできた。そのデータは次のとおり。

f[MHz] SWR MFJ-945E_band
  10  1.1  I
  14  1.5  J
  18  2.0  J
  21  1.0  L
  24  1.1  L
  28  2.2  L
  50  1.0  L

しかし、送信できるというのと使えるというのとの間には、
全く何の関連性も無い。

それで、唯一外部信号が受信できる、14.076MHzのJT65でMFJ-1788磁気ループアンテナと比較してみる。その結果。

性能評価

実に悲惨。
磁気ループで受信できた信号が、室内DPでは受信不能に。
しかも、ノイズレベルだけはものすごく上がっているという。
(但し、両方ともアンテナチューナーはオフで受信実験している。受信だけならば殆ど両方とも影響がないことは実験して確認した。)

一応今回の結果だけからすると、室内DPはフルサイズで作ってもダメ

まあ、室内だからな・・・ しかも、うん万円もする、US直輸入のMFJ-1788を一応環境が悪くても外に出しているのに比べてもし良かったら、MFJ-1788の立場が無い。w という気もするしね~。

まあ、「やってみた」という意義はあった。ということにする。
少なくても、妄想してるよりはダメという結果が(当然ながら完璧にマッチングや測定を行うのは前提条件!)得られたという意義は大きい。測定もせずにテキトーに作ったら運だけ良くて偶然FBなアンテナになったなんていうどっかの製作記事よりは、余程ためになる(「価値」は無いけどな~。)ということにする。

根本的にロケーションを変える事に対するモチベーションの維持という遠大な効果は非常にあった。というところか。

14MHz / 50MHz 室内ベント・ダイポールの製作5

何度も書いている、14MHzフルサイズ室内ダイポール・アンテナの件。
今回はついに、実際に設置して測定してみた。まずは写真から。

左
これが左半分。

右
これが右半分

測定これは給電部と、はしごに登ってMFJ-259Bをつないで測定しているところな様子。

汚いので、大分塗りつぶして隠してあるけど、
2段ベッドのすぐ上にエレメントがある様とかの生々しい状況がわかるであろう。


今回はこの写真にあるように、短い同軸ケーブルで、アンテナ本体とMFJ-259Bを直につないで測定してみるだけ。実際にリグにつなぐケーブルはまだできていないのでそれは後日。
要するに、できるだけ給電部のそばで、アンテナの生の特性を測ってみるというのが目的。そしてそれを元にして、実際に設置した室内という悪環境で、エレメントの長さを最適化調整してみるのも目的。

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説明図
この図の上は、前にやったとおりのシミュレーションで算出した長さのエレメント形状を実際に設置してみたところの図。
そのとおりの寸法で作ってみたら、ほとんど10MHzに共振した。ただ、特性は素直で、jX=0の点でほとんどR=50Ωになっており、従って
SWR=1というすばらしい特性。

この図の下は、このままでは10MHzのアンテナになってしまうので、エレメントを切っていって、14MHzあたりに共振するようにもって行った時の図。
このように、jX=0ではRは100Ω強あって、SWRは2くらいが最良値。

シミュレーションの結果では、エレメントをベントすると、特に折り返し部分があると、インピーダンスが下がる傾向が見られた。つまり、理論値73Ωのダイポールを程よく50Ωで給電できるという。それがそのまま現れたのが上のほうの10MHzの結果。

一方、下のほうの14MHzは、ベント部分が少なくなって、折り返し部分は無くなっている。だから、インピーダンスは上がるというのはわかる。しかし、完全にベントが無くなれば73Ωのはず。また、周囲の誘電体の影響を考えれば、あらゆる障害物は空気よりも誘電率が高いから、インピーダンスを下げる方向に行きそうな気がしていたのだが、この実験結果からすると逆みたいな?でも10MHzの時はその影響はほとんど見られないからそう単純ではないみたい。多分、誘電率が効いてくるのは
jXのほうで、Rのほうはtanθとか?が効いてくるのだろう。そのあたりは深くは追求しない。

それならば、上の図の10MHzのときのような形に、つまり曲げる位置を短くして、ベントの大きさを小さくすれば多分SWR=1に持っていくことはできるだろう。
しかし、このときに感じたように、空間を邪魔に占有すればするほど、一般的にはアンテナとしての性能は上がる方向にいくという定性的感覚がある。SWRを下げるのが目的ではなくて、性能の良いアンテナを作るのが目的だから、その認識は重要。
その証拠に、ただSWRを下げるだけならば、エレメントを丸めたって下がるよ。

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というわけで、めでたく14MHz近傍にSWR最小点が来るように調整した場合の特性を真面目に測定した。いきなり結果をグラフにして示す。


14MHz
これが目的の14MHz近傍の特性。周知のとおり、MFJ-259BではjX成分の±の符号はわからない。なので、0を挟んだ場合に、どっちが正でどっちが負なのかを決める必要がある。それはこれだ。!
真面目にシミュレーションしたのが役に立つよ。
ダイポールアンテナでは、基本モードの奇数倍で電流給電共振することがわかっているので、このときのグラフのとおり、明らかに1倍モード共振で、周波数を上げていくとjXは負から正へと変化する。
あと、このグラフでjX=0近傍で測定値が0に張り付いているのは、明らかに測定時の有効桁数の問題。なので、実際のカーブは頭の中で補間すればいいだろう。別にそういう重箱の隅をつつくのが今回の目的ではないのでノープロブレムだ。
SWR*50にしているのは、単にExcelのグラフで、複数数値の縦軸を書けない?(or 自分だけ書く方法がわからない)からだ。だから、ただSWR*50=50の線を、SWR=1と読みかえればいいだけ。
結果を見ると、まさにグラフから一目瞭然なように、R=50Ωの点と、jX=0の点とがそこそこずれているために、SWRの最小値は2に留まるものの、SWRの底はブロードで、広帯域なアンテナであると言える。
14~15MHzの区間で、SWRが底値になっている。
元から、アンテナチューナー使用が前提だから、結構素直で使いやすいアンテナになるのでは?という期待はあったりする。


50MHz
これは、3倍高調波モード励振で動作させる、50MHzダイポールとしての特性。今度はR成分はかなり下がっている。最高でも25Ω程度。また、周波数を上げていくと、先にjX=0の点があり、その後R最大の点が現れるので、そういう意味では14MHzの時とは動作は違う。こういう細かいところまでちゃんとわかるのが、RとjXを別々に測定する醍醐味であるよな~。
結論から言うと、SWR最小点は49~49.5MHzにあるので、ちょっと苦しい。でも、14MHzでの特性が既に14~15MHzで動作するようにしてあるので、それ以上エレメントを切ってしまうと肝心の14MHzのCW/JT65帯域の特性が悪くなってしまうのでそれはやらない。でも、50MHzギリギリあたりのCWバンドでは、SWRはなんとか2.5以下には収まっている。

まあ、14MHz用アンテナを作って、14でSWRが2、50でSWRが2.5なのだから、50MHzとしては万歳できる数値であるとも言えるみたいな。

以上が裸のアンテナの特性なわけだが、これにアンテナチューナーをつけた場合にどういう振る舞いをするのか?
それは次回以降のお楽しみだ。  

14MHz室内ダイポールの製作実験開始

MFJ-259Bが来たので、実験を開始した。まずは、フロートバランから。
もうまさにこちらのサイト様の寸法どおりに作った。こんな感じ。

フロートバラン
一応タッパー入りにしたけれど、別に防水は室内なので関係ない。あ~あと、UEW線をツイストするのがあまりうまく行かなくて恐る恐る捻ったので、ツイスト不十分な感じも・・・・ そういえば、こんな基本的なアンテナ関係の物を自作するのも初めてだし。
ていうか、どうもR, jXの両方が見える測定器が無い状態でアンテナ関係を闇雲に作る気には今まで一切ならなかったというのが本当のところ。どうせ、本に載ってる数値の通り作ってうまく行くほど世の中甘くないし。その上こっちの最低なロケーションの苦しみがさらにそれに上乗せされるわけで。

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いよいよそのフロートバランに、一応14MHz用にカットしたビニール線をつないで、MFJ-259Bではじめて測定してみるという試験。

001_R<1>
まずはこのように、エレメントを展開せずにぐしゃぐしゃに丸めた状態で測ってみる。
そしてその結果。左が jX=0 の点、右がSWR最小の点。
001_a001_b
意外にいい値でびっくり。
さらにこの状態では高調波で jX=0、SWR最小ポイントも発見した。
001ha_a001ha_b

ここでシミュレーションしたとおり、ダイポールアンテナにおいては、奇数倍高調波で同調するので、略々15MHzに同調するように設計して、略々その3倍の45MHzの同調点も利用すれば、14/50ともにアンテナチューナーの威力で2バンドダイポールになるかも?という淡い期待も少々かかる。ただ、3倍というにはちょっと厳しいwwwような気もするけどまあ実験次第ということで。

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002_R<2>
お次は、片方のエレメントのみそこそこ展開してみた状態。展開とはいっても綺麗に伸ばせるほど部屋は広くないので、せいぜい1mくらい伸ばしただけだ。
jX=0の点が基本波のところで2つ見つかった。
002_a1002_a2
SWR最小点は、その2つの jX=0 の点の中間にある。
002_bさっきの<1>のときにも jX=0 は2箇所あったのかはよくわからないが、前のシミュレーションの結果からみると、こういうふうに2つの jX=0 に SWR最小点がはさまれているというのは基本波の奇数倍で理論的に正しく共振している場合と異なっており、あまりうれしくないかもしれない。帯域幅が狭いことが予想されるわけだけれど、こちらの必要としているJT65だけに限って言えば、周波数はほぼスポットなのでたとえそうでも全然実害は無い。磁気ループに比べたら、ブロード過ぎて天国のようだよ。

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003_R<3>
つぎは、両方のエレメント共に展開(1mだけ伸ばしてみるという次元で)してみた場合。
基本波で、jX=0, SWR最小の点。
003_a003_b
ただ、いろいろいじってたらこのように、変なところで jX=0, SWR最小になる周波数があった。それぞれ、Rが低すぎたりSWRの値が悪かったりして、なんかこう寄生振動?の共振点?みたいな。こういうのを見抜くのも、測定器があればこそ。
003ha_a003haa_b
共振モードがどうなっているのか?Rが50に近くてSWRが下がるのかそれともjXが0に近くてSWRが下がるのかすらわからなくてアンテナを工作するなんて考えられない。というのが実感。
なにしろ、理論(エレメント長)から予想されるアンテナの動作よりも、環境から受ける影響の方が多分大きいので、実測しないと何もわからないだろう多分・・・・という恐ろしい環境みたいな~??

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今度は<4>として、もう一回エレメントをぐじゃぐしゃに丸めて、さらに最初の<1>のときよりも激しく丸めてみた。
004_a004_b

なんか総合するに、展開しないで丸めている方が、R成分が程よく上昇して、結果的にマッチングもとりやすいみたいな?
いいのかこれで?本当に「アンテナ」として有用な状態になっているのかは不明。

で、以上を全部グラフに描いてみたのがこちら。
一応グラフ
でもプロットした点が少なすぎてほとんどわからないという。まあこれをやるなら、真面目に測定点を沢山とってデータを記録する必要があるな。今日はそこまではやらない。
さらに、このグラフでの jX の符号は、主観で±にしたものもありこれだけではよくわからない。多数の点を測定して、シミュレーションでのグラフの形との類似点が明らかになれば、その時点で jX の符号が確定できるのかもしれないが。

このように、シミュレーションと実験を両方ちゃんとやれば最強!のはずなのだが・・・しかし環境が最低に劣悪だから、全然最強なわけがないのであった・・・・ 


「ただし」、逆に言えば、こういう実験のように丸めた方がマッチング的には良好になる場合があるということは、現在SWRが5という大変なことになっている磁気ループアンテナに、積極的に妨害導体を接近させることによって、性能はともかくSWRだけは下げられる手段がある可能性が少々あるかもしれない。という期待も持てる。かも??

環境が劣悪なだけに、いろいろ「やってみるべき事」があって楽しみ。 (いいのか?楽しみで? 

ダイポールとフォールデッドダイポールを真面目に計算する

少しでも「」から脱するために、実際に作ろうとしているアンテナから離れて、基本的なアンテナに立ち返って自由空間で基本的なシミュレーションをしてみる。(6m DPが題材)

DPの基本まずこれは、MMANA-GALをいじるまえに、ダイポールアンテナの励振の状態を再確認。
上から順番に、基本波・2倍・3倍・4倍高調波が乗った場合の電流分布の図。

あとでやるけど、奇数倍ではエレメントの中心に電流の最大点が、偶数倍では電流の最小点が位置する。

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まずは、ダイポールに基本波を乗せてみる。
DPの図、基本波
まさに絵の通り。

これの同調点付近の特性。
DP狭帯域
ちゃんと、72Ωになっているな。

もっと広い範囲で見てみるとこうなる。
DP広域1
赤で1と書いたのが、1倍という意味。緑の矢印は、jXが0を横切る点での方向を書いたもの。つまりここでは、周波数を上げていくと、jXがマイナスからプラス方向へ動く。
そしてIと緑で書いてあるのが、電流励振になっている=給電点で電流最大になっているという意味。

さらにもっと、どんどん周波数を上げてみる。
DP広域2
するとこのように、2倍のところは電圧励振=インピーダンスが高いというのがわかる。3倍のところはちょっと波形に乱れはあるけれど、ここも1倍と同じ電流励振だ。

さらに上を見ると、
DP広域3
もっと。
DP広域4
全く同様にして、偶数倍のところは電圧励振、奇数倍のところは電流励振になっていることがわかる。
つまり、最初の絵のとおりのことがこの図からもわかる。だから、普通の給電方法(電流を流す)でダイポールアンテナに高調波を乗せると、奇数倍の波だけが乗るということがはっきりとわかるな。

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次に、フォールデッド・ダイポールを考える。これだ。
FD図、基本波
ただ基本波を乗せてみたところ。

これの同調点付近の特性。
FD狭帯域
280Ωになっている。

広帯域でみてみると、
FD広域1
さっきのダイポールのつもりで見てみると、全然違っていておもしろいでしょ!このように、基本波の1/2(よりもだいぶ下だが。)あたりのところに共振点がある。

ところで、ちょっと離れて、フォールデッドダイポールの線の数を3本にしたらどうか?というのをやってみる。こんな感じで基本波が乗ることになる。
3本FD基本波
外側2本と、内側1本で、電流の量が違ってしまっていて、3人寄ると文殊・・・じゃなくて、一人だけ仲間はずれ・・・というお子様チックな社会?なことがわかる。

これの同調点付近の特性
3本FD狭帯域
なんと、ほとんど0Ωになってしまった。「メンバーの士気が上がらないと、成果が出ない」という、マネジメント論を髣髴とさせる結果がアンテナのシミュレーションで見られるとは!。

これの広帯域の様子はこうなっている。
3本FD広域1
定量的には違うけれど、定性的周波数応答という観点では普通のフォールデッドダイポールと同様だ。

なので、その2者を代表して、この3本の方の特性をさらに上の周波数まで見てみる。
3本FD広域2
つまり、この両方のフォールデッドダイポールに関しては、基本波の整数倍で電流励振が可能であることがわかる。

さていよいよ、一番気になる基本波の1/2のところの様子を見てみると・・・
FD図、1/2
パン○ですか??www 
まあ、どうでもいいけど~ 
つまり、フォールデッドダイポールの全体を1つのループと捉えた場合にそれを1周するモードがこれの基本励振モードになっているみたい。ところが、そのモードでは、ご覧のとおり電流の最大点と最小点が隣り合ってしまうという自己矛盾になるうえ、さらには給電点そのものは電圧励振になってしまうので、なおさらマズいことになっていることがわかる。
だからこそ、最初のダイポールの場合の電圧励振の場合のように jX=0 でただ R が max という素直な形でなく、jX, R ともに鋭いピークを形成するというものすごく不自然かつ不安定な形になっているのだろう。こうやってみると、「あんてなくんがなやんでいる」ようすが手に取るようにわかるではないか。

ちなみに、フォールデッドダイポール(3本のも含む)に2倍高調波がちゃんと乗っている様子がこちら。
3本FD2倍
まあこのように、まさにループを形成した状態で波が乗っているというのがよくわかるな。さらには3本にしてしまうと必ず仲間はずれが1本できてよくないというのもわかる。なにしろ、共振原理はループだから、3本目のエレメントの出番があるわけがないみたいな。

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結局、当たり前ながら、jX=0 の周辺の R, jX がともにできるだけ平坦地で、かつ R=50Ω に近い点を探すというのが目的なわけで、それを実現するのは結構大変なことがよくわかるな。

さすがは、ベクトルも見られるシミュレータ。スカラーネットワークアナライザよりもベクトルネットワークアナライザの方が10倍くらいもお値段が高い理由も、こちらでも個人的に、既にSWRメータを持ってるのにわざわざアンテナアナライザをアメリカからポチってきた理由もわかろうというものだよね~。

ただ、「大変なことがわかる」というだけで、「それを解決する」には程遠いというのも事実なわけだけど。

ダイポール類アンテナ総括

室内ダイポール・アンテナのいろんなシミュレーションをやってみたものの、ごく大雑把に定性的に総括すると(妄想すると・・・)こういう感じになるのか?

大雑把な絵

この絵は、左上がフルサイズ・ダイポール、左下がベント・ダイポール、右上がMDRF、右下がローディングコイル付きの短縮ダイポール。
(黒はエレメント、緑は同軸ケーブル、赤はフロートバランまたはアンテナチューナー(両方とも似たようなもんだ。))

それぞれのアンテナは、アンテナチューナとかその他の方法で、共振点に最大限の努力で近づけられているのを「前提」とすると、この絵の青い部分のように、要するに、アンテナに関わっている空間の大きさと、アンテナのパフォーマンスは多分比例するのでは?という。

あくまでも仮定だけど、真面目な理論的考察やシミュレーション、さらに実際のフィールドで測定器を使ってマッチングを取る作業等、そういう技術的努力を最大限行った後でというのを前提とした場合には、そのアンテナから出ている「オーラ」 の大きさが性能を決める?みたいな?? とうとうアンテナシミュレーションも第6感の分野に入ってきたな。w 

でも実は、「直感」というのは馬鹿にできなかったりして・・・

14MHzモノバンドアンテナを考えてみる

なにをやってもことごとく「失望」の2文字だけが顕在化するここの場所なのだが、14MHz帯のJT65だけは脈がありそうな感触を得た。

しかし、こちらのMFJ-1788磁気ループアンテナでは、14MHzはSWRが悪い。もちろんこれはアンテナのせいじゃなくて完全にこちらのロケーションのせい。障害物ありまくりだからな~。

というわけで、全くここの状況や各バンドの様子がわからないとある程度いろいろなバンドを覗いてみるしかないわけだが、もう既にいろいろ見て、ことごとくほとんど全てのバンドが絶望的な状況な事だけはわかった。そんななかで、唯一の脈が14MHzのJT65。

ならば、それ専用のアンテナがあれば、少なくても今よりはマシになるのでは?・・・と妄想してみる。
しかしそこは悪環境。別のアンテナをまともに上げるなんて無理だ。ならば・・・このまえ計算だけやった50MHz室内八木アンテナ
それをやるよりは、現実に希望が少しでもある14MHzをやったほうがいいんじゃないのか?ということで、同じ室内アンテナ用のスペースに、
14MHzのアンテナを張る事を考えてみる。

-------

14MHz帯のアンテナというと、前に調べたマイクロバート・アンテナとか、ダブルバズーカ・アンテナ1, 2)があるけれど、どうせ条件の悪い場所でしかも室内アンテナだ。高級なアンテナを上げたってどうせダメに決まっている。

ならば、一番単純なダイポール、しかも一番無理がないフルサイズはどうだ?と考えてみる。

当然ながら室内の狭いスペースに20mバンドのフルサイズダイポールなど無理に決まっているので、ローディングコイル・・・な~んて面倒なことはやめて、フォールデッド?ダイポールにしてみる。とはいうものの、これじゃないんですよ。

本当に、ただ場所が無いので折り曲げただけ。こういうふうに。

図面

どうやら、ベントダイポールと言うのか?しかも一回の折り曲げだけではまだ長さが足りないので、この図のように2回折り曲げて、2回目の折り曲げ先の長さを調整して周波数合わせをすることを考える。

とりあえずMMANA-GALで最適化シミュレーションをやってみると、まずは自由空間ではこんな感じ。

自由空間

本来のダイポールのR成分73Ωが、悲惨に折り曲げられたせいで35オーム位まで落ちている。あと、当然ながら、指向性などは、いじめられたせいでかなり無くなってしまっている。

そして次は、まさにここのロケーションそのままである、
「地上高 5 m 」の場合を計算してみる。こんな感じ。

地上高5m

当然ながら地面の影響で打ち上げ角が上がりまくっているし、完全に無指向性アンテナになっている!けど、逆に地面の影響でR成分が43Ωまで上がって、見かけ上のSWRはよくなっているという。

ある意味、悪環境のおかげでマッチング回路不要になったりして。
さらにここで書いたように、どうせ悪環境の室内アンテナ。なので平衡不平衡とか問題になるレベルじゃないだろう。だからバランも無視!。
そうすれば、5D2Vにエレメント直付けで完成だ!。
あと、どうせ長さ自体は周囲の影響でズレまくるに決まってるから、そんなのは手動のアンテナチューナーで調整する。幸か不幸か同軸ケーブルの長さは短い。だって「室内」アンテナなんだもん。 (´▽`)
だから、もともとアンテナチューナーとアンテナ給電点間の距離が問題になるレベルじゃない。(だから尚更平衡不平衡も無視なのだが)なにしろ、たとえ最高にマッチングを取って給電線からの輻射がゼロになったところで、アンテナ自体が室内にあるんだから、どっちから出ようとほとんど変わんないじゃん。(^o^)/
っていう、すごく低次元(ていうか、感涙?)なレベルの話。

まあでも、何もないよりはずっとマシだ!さらに言うまでもないことだが、どんなアンテナだろうと RFパワーはできるだけ低く抑えるのがここの環境では最重要なわけで。

あ!さらに利点が。。。。
室内アンテナにした方が、アンテナをベランダに出すよりもアンテナと隣家との距離が稼げてインターフェア上有利だ。

なんか、すごいレベル?(低次元とも言う)の話をしているな~という。 まあいいや。

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どうやら、具現化に一歩近づいた感触がするね。

OCFダイポール / Windom / VCHアンテナ覚書

またまた、ここでは上げることは無理だが気になるアンテナがあったので覚書してみる。

Off-Center-Fed (OCF) Dipoleアンテナというのがある。
これは別名Windomアンテナというみたいな。

これについては歴史のあるアンテナのようで、特に海外を検索すると沢山出てくる。それの派生として、そのエレメントを短縮させて垂直方向にだけ伸ばした形状のアンテナを、VCHアンテナというらしい。
2006.11のCQ誌に載ったらしく、日本人発明の移動用小型アンテナだそうだ。なので、Vertical Coil-Half-wave とかで英語で検索しても全然出てこない。どうも和製英語。日本だけで通用するアンテナみたいな?

とりあえず、はじめて見たので、まずは参考サイト様をピックアップしてみる。

<Off-Center-Fed (OCF) Dipole / Windom アンテナ>
Buckmaster World wide DX, multi-band, no tuner required, Off-Center-Fed (OCF) Dipole Antennas
Windom off center fed
AI4JI's Off-Center Fed Dipole / Windom Antenna
3.5MHz オートチューン ウインドム
7MHzオートチューン垂直ウインドム
The Windom Handbook
WINDOM ANTENNA
Coaxial fed Windom Antenna
A Winning Antenna
THE OCF FD4 (FD3) WINDOM ANTENNA
A six-band, HF Windom antenna

<VCHアンテナ>
VCH-ANTに関する私の考え
VCH式移動用釣竿アンテナ
VCHアンテナ製作の手引き
QRP移動用アンテナの詳細(4)VCH式移動用アンテナ
ワイヤーアンテナ/VCH

すごく沢山のサイト様があって、リンクを並べるだけで既にもう疲れたよ。

まずは、一番簡単に絵で原理を知るにはこちらのサイト様がいいみたい。で、こちらにはアンテナ・チューナ無しで大丈夫と書いてあるけれど、こういう脈があるアンテナだからこそ、アンテナ・チューナを付ければ最高の動作をするのでは?というふうに逆に感じる。ちょうどその点も含めてはっきりとしかもありがたく日本語で解説されているのがこちらこちら。なんと、原理的に無理みたいな21MHz帯でもチューナーの威力でまともに使えた!というすばらしいレポートまである。

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それで、このアンテナをもし具体的に使える環境になったとしたら・・・
前にここで書いたけれど、田舎の広い敷地があるとする。それで、そこに莫大な資金をかけて目立つタワーを建ててフルバンドの八木?を各バンド毎に設置してクリスマス・ツリー=アンテナ・ファーム状態・・・にするのではなく、全く逆に、できるだけローコスト&メンテナンスが楽&景観的にも目立たずにGood.
な線を狙うとすると、Off-Center-Fed (OCF) Dipole / Windom アンテナはいいのではないかな~?

例えば、一番コスト的にも手間的にも楽でかつ目立たない方法を考えると、まずここから、7バンド用のアンテナを買ってくる。それでこういうふうに、
Windom
平屋の家に簡単な屋根馬を立てて、その先端に ICOM あたりのアンテナチューナを設置(赤色)。それで青色がこの買ってきたアンテナのエレメント。たったこれだけで、3.5-50MHzまでのHFオールバンド無調整でフルサイズのアンテナが設置完了!。
もし仮に2階建ての家の上に屋根馬が上げられれば、同様にして8バンドのを買ってきて、1.9-50MHzまでオールバンドにしても良し。

 「 これは楽だ。  」
勿論いろいろ苦労して調整して自作の醍醐味を味わうのもすばらしいけど、まずはオンエアできなくては始まらないので、とにかく楽に運用までこぎつけるという観点では、広い土地さえあればこれが最高のプランだと思えるな。




(2011.1.10追記)
あ~そういえば。もし ICOM のアンテナチューナーみたいなのを上げるのだったら、わざわざ完成品のバランつきアンテナ買うまでもないのかな?結局導線以外はインピーダンス変換用バランなわけだし。
インピーダンス変換だけならば、アンテナチューナーの得意技。だったら、ただの導線にアンテナチューナーだけでいいのでは?という話。

哀愁のTR-1200

リズムがCWで、ホワイト・ノイズが「MIK」ベースが「U」、歌メロが「CQ」、シンセソロが「VVV DE JA1IGY」ですよ。w
ウクレレQRL

ウクレレならば小型でしかも電源アンテナ不要でいつでも移動運用可能ですよ~
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