前に書いたように、リグとPCとをつなぐインターフェースは、AUDIO
IN/OUT を使用せず、USBのみでインターフェースが完了する、
CQ SSTV USB を使っている。
機能・性能共に満足なのだが・・・最近時々様子がおかしい。

具体的には、受信レベルを設定してしばらくすると、突然レベルが20dBくらい下がってしまう。一旦そうなると、どこをいじっても治らないけれど、JT65-HFを一旦終了してもう一回立ち上げたり、CQ SSTV USB からUSBケーブルを抜いて再度差し込むと治る場合がたまにある。

またまたお得意の、
「世界で一人だけNG現象」かつ「故障再現性無し」のダブルで不幸
が襲ってくる、いつもの慣れまくったパターンだよ。

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ケーブルの接触不良か?ソフトのハングアップか?温度による部品の劣化か?などなど、いくらでも原因は考えられるわけだが・・・ (このときは温度が原因だったが。)

    まずは、バラす

1
これだ。
う~ん。結構過密実装だな。特に自動車のエンジンルームで過去にいろいろ経験したけれど、過密実装な機械は、ただそれだけで故障確率が上がるんだよ。そうそう、こちらの磁気ループアンテナを狭いベランダに上げるときに、ただ狭いだけでこんなにも不幸になるって書いたとおり。

「狭いのは、あらゆる不幸の元凶。」

なんか、書初めにでもしてもいいくらいだ!まあ、首都圏で地獄の通勤電車に乗ったことがある人なら 100% 異論はないわな?。

で、写真の右上あたりにあるこの部分に着目。
2
このように、ここのコネクタ2つが、なぜか周囲よりも高さが高い。なので、蓋と干渉しないまでもかなりギリギリの位置みたい。
しかも、この背の高い2つのコネクタを手でいじってみると、かなり「ぐらぐら」するじゃん。

なので、ひっこぬいてみた。
3
こんな感じ。

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一方、手持ち部品をあさると・・・
4
無理やりカッターやペンチで切断したんだけど、なんとかこういう背の低い2ピンのメスコネクタを2個調達してきた。

というわけで・・・
5
相変わらず汚い配線 & 熱収縮チューブとか一切無し!だけど、ハンダで配線しましたよ。
コネクタのぐらつきは、かなり改善された!さらに、コネクタ上部とケースとの干渉は高さが下がったので絶対的に皆無。

6
これが切断して除去したコネクタ。


まあわりと、電気系の人が作った装置っていうのは、電気的動作は完璧でも、メカ的or実装的に脆弱でそこから故障するというパターンが多いな。人の事いえないけれど。そこへいくと、ネットでいろいろ拝見する、機械系の方々が作った作品を見ると、おお!というばかりに頑丈だ。まあ、自分でやる場合、インフラが不足している上に作業場も狭いので、そこまでやる気が起きない・・・というのもあって・・・とてもNGだ。
あ~ ここでも狭いのが不幸の原因だよ。

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とりあえず、組み直して様子を見ているけれど、今のところ順調。
まだ完全に治ったかは検証できないが、どうやらここが原因の可能性が高い。あ、あと、動作させるときは一旦JT65-HFを終了して再起動させないとダメだ。それをサボってつないだら、いきなり無反応になって、マジで壊したかと思って非常にあせった・・・・。

しばらくこれで、様子見ということにする。



(追記)
どうやら、配線しなおした左側の白と黒の線のコネクタが受信信号、右側の赤と黒の線のコネクタが送信信号がそれぞれ通っている線みたいで、ガタガタゆるかった白黒の線のコネクタと、ややゆるかった赤黒の線のコネクタを直したら、それぞれレベルが変わりまくっていた受信・やや不安定だった送信のレベルが共に上昇した上で完全に安定。
今のところ、完全に狙ったとおりの動作でしかも安定している。幸先のよいスタートみたいな。
でも相変わらず、KH6とかUS本土とかは聞こえては来るけど、呼んでも応答はナシ。。。