いろいろ調べたけど、最終的にはやはり本で確認。ARRL Antenna BookをこのまえちゃんとARRLから直輸入して買った。
でも簡単に検索すると・・・
The ARRL Antenna Book: The Ultimate Reference for Amateur Radio Antennas, Transmission Lines And Propagation
日本のアマゾンでも買えるじゃん。
調べてから買うべきだよな~ いつものパターン。
--------------
結論から言うと、WindomアンテナとOCFダイポールって全く違うアンテナみたい。要するに、Webの記載はかなりいい加減らしい。(例えばここなんかほとんどbuckscomの宣伝だけだし・・・)
これが、「本当の」Windomアンテナ。Single-Feeder Hertzアンテナともいうそうな。まあこれなら、誰がどう見ても不平衡アンテナだな。
これだと給電線からの輻射がすごいそうなので、それを改善したのが
Carolina Windomアンテナ。
まずは給電線から輻射しないように下のほうにアイソレータを入れる。そしてエレメントとアイソレータの間の部分は逆に積極的に輻射器として利用する。ここがCarolina Windomのキモみたいだ。一方上の方は、インピーダンス合わせのために1:4または1:6balunを入れるそうな。
だから、同軸以外のアイソレータから上の部分も、エレメントも含めて全部不平衡ということになる。
こういう構造なので、SWRを1にしたかったらアンテナ・チューナを入れろと書いてある。しかしこの絵でわかるとおり、同軸の部分に入れるんだから、AH-4タイプじゃなくて屋内用アンテナチューナタイプのものを入れるんだろう多分。
Carolina Windomの特徴は、この垂直輻射部分のために輻射パターンが普通のダイポールとは異なり、多分DXに向いている?ふうに変わることらしい。(当然やったことないからわからないが。)
そしてこれは、Off-Center-Fed (OCF) Dipoleアンテナ。
ご覧のとおり、垂直輻射部分は無い。まさに今まで書いたものと同じ。要するに、Windomなんて書かずにただOCFダイポールって書けばよかったのね。
それで結局元の木阿弥に戻って、たとえ名前はわかっても、いろいろ前に書いた平衡?不平衡?の問題は残ったまま。
結論から言えば、「不完全な平衡アンテナ」みたいだ。
つまり、このエレメントに直に同軸をつなごうと平行フィーダをつなごうとどっちをつないでもミスマッチになる。動作原理から言えばダイポールの類似だから平衡だけど、実際の電流分布は不平衡。なので現実問題としてはこの絵のように、カレントorチョークタイプのbalunが要るよとのこと。
なので、カレントorチョークタイプのバランを見ようとこの本の26章を見てみると、具体的には例えばUバランなりスタブなりだ。
でもこういうのって、波長依存性があるよね。でもこのアンテナってそもそもマルチバンド用だから意味があるアンテナのはず。
なのに、アンテナエレメントはいいとして、平衡・不平衡(不完全)変換のところで波長依存性のある部品を使ったらマルチバンドにならないじゃん。って個人的に思うけどどうなんだろう?
この点については特に何も書いてないけれど。
市販品のOCFダイポールではこのあたりうやむやで、この部品はナシにしてあるみたい?なのが多そうだし、ICOMのアンテナチューナを使う場合にしても理論的にはいろいろ疑問な点が多そうな感じ。
うーん。。。
なんかどれも今一な感じがあるわけですっきりしない。ならば、手間&コスト両方でリスクが少なそうな、アンテナチューナは無しでただこれを買ってくるという方法か、OCFダイポールは止めてCarolina Windomにするか?っていうところかも。
ただ、Carolina Windomだって垂直輻射部分の寸法の周波数依存性も気になってくるわけで・・・まあ気にしたら負けなのか??
Carolina Windomなら、ここ・ここ・ここあたりのサイト様を見てみるのが良さそうな感じ。
おー実際にCAROLINA WINDOM® 80を日本で使ってみたというすばらしい報告が既にあるよ。!
仮にそのアンテナを実際に張ってみた妄想図。
横方向に44mっていうのは前回とあまり変わらないけど、結局10m前後の柱が2本必要になるって・・・なんか全然楽じゃないじゃん。たとえ木があったってそれに登って固定しなくちゃいけないし、そんなので転落死wとかは笑えないし。やはりいろいろと甘いことはないなと実感。
でも簡単に検索すると・・・
The ARRL Antenna Book: The Ultimate Reference for Amateur Radio Antennas, Transmission Lines And Propagation
日本のアマゾンでも買えるじゃん。
調べてから買うべきだよな~ いつものパターン。
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結論から言うと、WindomアンテナとOCFダイポールって全く違うアンテナみたい。要するに、Webの記載はかなりいい加減らしい。(例えばここなんかほとんどbuckscomの宣伝だけだし・・・)
これが、「本当の」Windomアンテナ。Single-Feeder Hertzアンテナともいうそうな。まあこれなら、誰がどう見ても不平衡アンテナだな。
これだと給電線からの輻射がすごいそうなので、それを改善したのが
Carolina Windomアンテナ。
まずは給電線から輻射しないように下のほうにアイソレータを入れる。そしてエレメントとアイソレータの間の部分は逆に積極的に輻射器として利用する。ここがCarolina Windomのキモみたいだ。一方上の方は、インピーダンス合わせのために1:4または1:6balunを入れるそうな。
だから、同軸以外のアイソレータから上の部分も、エレメントも含めて全部不平衡ということになる。
こういう構造なので、SWRを1にしたかったらアンテナ・チューナを入れろと書いてある。しかしこの絵でわかるとおり、同軸の部分に入れるんだから、AH-4タイプじゃなくて屋内用アンテナチューナタイプのものを入れるんだろう多分。
Carolina Windomの特徴は、この垂直輻射部分のために輻射パターンが普通のダイポールとは異なり、多分DXに向いている?ふうに変わることらしい。(当然やったことないからわからないが。)
そしてこれは、Off-Center-Fed (OCF) Dipoleアンテナ。
ご覧のとおり、垂直輻射部分は無い。まさに今まで書いたものと同じ。要するに、Windomなんて書かずにただOCFダイポールって書けばよかったのね。
それで結局元の木阿弥に戻って、たとえ名前はわかっても、いろいろ前に書いた平衡?不平衡?の問題は残ったまま。
結論から言えば、「不完全な平衡アンテナ」みたいだ。
つまり、このエレメントに直に同軸をつなごうと平行フィーダをつなごうとどっちをつないでもミスマッチになる。動作原理から言えばダイポールの類似だから平衡だけど、実際の電流分布は不平衡。なので現実問題としてはこの絵のように、カレントorチョークタイプのbalunが要るよとのこと。
なので、カレントorチョークタイプのバランを見ようとこの本の26章を見てみると、具体的には例えばUバランなりスタブなりだ。
でもこういうのって、波長依存性があるよね。でもこのアンテナってそもそもマルチバンド用だから意味があるアンテナのはず。
なのに、アンテナエレメントはいいとして、平衡・不平衡(不完全)変換のところで波長依存性のある部品を使ったらマルチバンドにならないじゃん。って個人的に思うけどどうなんだろう?
この点については特に何も書いてないけれど。
市販品のOCFダイポールではこのあたりうやむやで、この部品はナシにしてあるみたい?なのが多そうだし、ICOMのアンテナチューナを使う場合にしても理論的にはいろいろ疑問な点が多そうな感じ。
うーん。。。
なんかどれも今一な感じがあるわけですっきりしない。ならば、手間&コスト両方でリスクが少なそうな、アンテナチューナは無しでただこれを買ってくるという方法か、OCFダイポールは止めてCarolina Windomにするか?っていうところかも。
ただ、Carolina Windomだって垂直輻射部分の寸法の周波数依存性も気になってくるわけで・・・まあ気にしたら負けなのか??
Carolina Windomなら、ここ・ここ・ここあたりのサイト様を見てみるのが良さそうな感じ。
おー実際にCAROLINA WINDOM® 80を日本で使ってみたというすばらしい報告が既にあるよ。!
仮にそのアンテナを実際に張ってみた妄想図。
横方向に44mっていうのは前回とあまり変わらないけど、結局10m前後の柱が2本必要になるって・・・なんか全然楽じゃないじゃん。たとえ木があったってそれに登って固定しなくちゃいけないし、そんなので転落死wとかは笑えないし。やはりいろいろと甘いことはないなと実感。